私が通っている学園には、年に1度、学園祭がある。

 

そして、夜には仮面舞踏会が開催され、異性とフォークダンスを踊るのだ。

 

パンテーラ一族以外の者と手をつなぐ事になるから私は社交ダンスは好きではない。

 

以前も言ったが、パンテーラ一族は手のひらに致命的な弱点があるのだ。

 

でも、私はいつも手袋をしているから大丈夫だ。

 

また、仮面舞踏会には、男性も手袋をするから、少しは安心だ。

 

仮面舞踏会とあって、ゴージャスな格好をして来る者も多いが、

私はいつもの服装で参加しようと思う。

 

だって、仮面舞踏会なんて興味無いんだもん。

 

でも、アニーとカレンは興味津々だから、すごい格好をして来るだろうな~。

 

パンテーラは、お屋敷の庭で仮面舞踏会の事を考えていた。

 

少しはバカにされないように、アニーとカレンが苦手としているブーツを履いていこう。

 

それと、私の肌は白くて綺麗だから、ストッキングは止めて生脚も見せよう。

 

さて、仮面舞踏会に履いて行くブーツは決まったけど、仮面は何にしようかな~?

 

手袋女子005

イラスト by 石立ゆきな



そうだ!マスクド・パンテーラの仮面を着けて行こう。

 

私が街で占い師をやっている事は、親友であるアニーとカレンにも話していない。

 

前から思っていたけど、上を向いて鼻の下をこすりながら考え事をすると、

いいアイデアが浮かぶから不思議だ。

 

ついついこすってしまう鼻の下。ただの癖?